垣根涼介さんの人気シリーズ4作目。
File 1. 勝ち逃げの女王
File 2. ノー・エクスキューズ
File 3. 永遠のディーバ
File 4. リヴ・フォー・トゥディ
主人公:真介とその恋人陽子との関係もすっかり落ち着いて、
物語の主軸をしめることはなくってきている。
そのため真介の仕事である”リストラにともなう支援”の中身がストーリーを
決めていく。
いろんな人がいろんなことを考えながら仕事をしていて、
思い入れや守るべきものがある中でどんな判断を下していくのか?
真介の視点と、当事者たちの視点でうかびあがるものが魅力。
「永遠のディーバ」でちょっと泣いてしまった。名作だと思う。
「リヴ・フォー・トゥディ」で、業種というよりもこういう仕事の適正というのも
あるのだと思った。
君たちに明日はないシリーズのファンの人でなくても、おすすめです。