クリフトン年代記 第3部
面白かった。
舞台となる時代はまだ1950年代なのでアーチャーのかつての名作より時代を
さかのぼるのだけれど、
ジャイルズの選挙活動やヴァージニアの悪女ぶり「ロスノフスキ家の娘」や
「めざせダウニング街10番地」を読んだときに感じたアーチャーらしさを
思い出させてくれる。
今後はハリーとエマの息子セバスチャンが成長して、新たな物語の語り手になっていく。
本作でクリフトン家に養子に迎えられたジェシカもしかり。
解説によると
当初5部で終わるはずだったシリーズも第7部まで続くという発表がされたらしく、
ちょっと安心した。
第4部が待ち遠いです。