誉田哲也さんの短編連作集。
袋の金魚
ドルチェ
バスストップ
誰かのために
ブルードパラサイト
愛したのが百年目
主人公は、
警視庁練馬警察署刑事組織犯罪対策課 魚住久恵巡査部長
独身の42歳
かつて警視庁の捜査一課に取り立てられ、
今でも当時の同僚から復帰の打診をうける有能な女性刑事。
起きた殺人事件でなく、これから起きるかも知れない事件を解決することに
こだわって、所轄での強行犯係での仕事にこだわっている。
姫川玲子シリーズのように、ひらめきの天才肌とはちがって
取り扱う事件も地道なのだけれど、
信頼できそうな新しい主人公の登場。
警察組織での同僚、先輩、後輩たちとの絡みも楽しい。
これからこのシリーズが
どんな風に育っていくのか、楽しみです。