road2vのブログ - a little white rooster

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フォルクスワーゲン ポロ試乗 (VW POLO 1.6スポーツライン)

コンパクト・スポーツの判断をするのに、ドイツ車を一台も試乗しないのは
どうだろうということで、VWポロに試乗させてもらいました。

ここしばらくいろいろなクルマに乗ってきて、その乗り味の
違いに驚いてきましたが、かつて絶対的なベンチマークともいわれていた
VWはどうなのか、興味津々です。

残念ながら、もともと候補にも考えていたPOLO GIT (5MT)なかったので
POLO 1.6スポーツライン(6AT)、4ドアの試乗です。

まずは外観、最近では貴重な5ナンバーSIZE。
ドアを開けて乗り込むと、広大ではないもの広さは十分。
シートも大きすぎず、しっかりしているのはドイツ車らしい。
(他に、ゴルフGTI TSIのシートにも座らせてもらいましたが
 ランバーサポートの張り出しが強くて、それはやりすぎな感じでした。
 ポロもGTIは同様なシートということなので、スポーツモデルだからという
 ことなのでしょうが。)
後席も、広くはないもの、窮屈ではなし。ただし座面長や控え目。
背もたれも立っていて、これは、ゴルフも同じ印象ですね。

ドアを閉めたときの感触は、これがドイツ車かという感じ。
薄くできているのに、硬い、という感触は日本車とは違うところ。

内装など、けして高級感はないのだけれど、安さは感じさせない
質実剛健さと思わせるところは絶妙。

それでも、内装の高級感はやはりROVER823Sliが一枚上か。

ゴルフGTI TSIの内装も総じて同じ印象でした。

いよいよ試乗へ。
ミラーが小さい、というのが第一印象。それでも視界は十分。
ミラーコントロールスイフトに似たタイプ
(ノブの付く面が水平か斜めかことなるくらい)で
やはり慣れないとうまく操れない感じ。

ATはスポーツモードにすると、アクセルコントロールの自由度が
あがって、これは良い。1.8LターボのGTIならもっと楽しめそう。

ボディ剛性はドアの印象と同じ。ピラーなど細い感じだが、硬くて
強い、わなないたり、震えたりしない。

足の印象は、スイフトの感度を上げたよう。デミオSPORTの方が
軽さを感じるが、これがドイツ車の足なのか。
なるほど。

ステアリングへの反応も早くて、もっとアクセルを使って
振り回すようにのってもリニアな走りが楽しめそう。
このサイズで、この重量、そしてGTIのパワーというのは
独自のセグメントかなと思う。

後で、中古で入庫していたルポGTI(6MT 3ドア)のシートにも
座らせてもらいました。ゴルフ/ポロと同じVWの世界という感じ。

停車状態ですが、
MTのシフトの感触はこれは良いなあという感じ。重さと反力が
強めながら、節度感があってS2000とはまた違うのだけれど、
気持ちよさそう。

気になったのは、ゴルフ/ポロ/ルポ(中古)共通した内装の匂い。
最近の国産車は無臭になったと思うので、ちょっと違和感あり。

見積もりをもらおうとしたのだけれど、
基本的に定価+諸費用というスタンスらしい。

POLO GIT4ドア、ユーロ高のせいもあって、20万upしたのも痛い。
絶対的な値段が高くても、それだけの満足感は得られるとは思う。

ただ、VWが好き、ドイツ車に乗りたい、
駐車場の都合などで5ナンバーでなくては!
というようなプラスアルファが国産車との価格差を乗り越えるには
必要かなと思う。

VWを選ぶと決めたら、いろいろな悩みから開放されて、
後は、大きさやクラスを決めるだけでよいという世界があるのはわかった。

価格改定前だったら、ガソリン高騰前だったら、
第一候補にも考えていたのですが。