road2vのブログ - a little white rooster

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三菱ギャラン・フォルテス SPORT(CVT)試乗

MT(マニュアルミッション)で乗れるクルマ、
ということで三菱ギャラン・フォルテスに試乗させてもらいました。
ただし試乗車は2.0L SPORT(CVT)。

営業マンの人、まじめでしっかりした印象で、
いろいろなことも詳しく知っていて、率直に話してくれるようだった。
またディーラーによって営業もさまざまだなという印象。

一戸建てやマンションに次ぐ高価な買い物だけに、
クルマ(特に新車)を購入する機会はそう何度もないかと思う。
そういうときに、担当する人の印象は、クルマそのものと同じくらい
重要かもしれない。

夕方とはいえ、ほとんど客はいないのはさびしい印象。
ここ2~3週のディーラー回りは総じてそういう感じだったので、
東京モーターショーの影響もあったのでしょうね。

クルマを買うには勢いも必要と思うと、時期は悪かったかも。

さて、ギャラン・フォルテス。
外観は、三菱らしくスクエアで逆スラントノーズも好み。
(昔ギャランAMGやスタリオン2.6欲しかったくらいなので。)

18インチのホイールと聞くと、どれだけ!と思うけれど
厚みのあるボディラインにマッチしていていいバランスと思う。

内装は、ミドルセダンだけあってコンパクトカーよりクラスは上なのは
当然。サイズもたっぷりなので造詣に使える余地は比べようもない。

それなのに、ディティルが普通だなあという印象。
ノブ、ハンドル、広大な面積に何故この意匠、このサイズ、このデザインなんだろう。
多分、しっかりした走りのクルマを作ることに力を注いだのだろうけれど、
その分内装には力を注ぐ余裕がなかったのかも知れない。
基本的な質感は高いのだけれど、細部の印象が統一されていない?

メーターはSPORTだからという狙いがあるのだろうけれど、
中途半端に凝るよりシンプルなメーターで
いいのではというのは、デミオやFitと同じ感想。

ステアリング、シートの印象は良好。

後席も十分広くていいのだけれど、6:4分割可倒のシートアレンジは
よくできたコンパクトに比べて雑な仕事だなと思った。
有限のコストをどう分配するか、難しい。

さて試乗、18インチということを感じない、
硬すぎず普通に乗り心地は良いと思った。
路面のインフォメーションも十分、
軽さはないけれどそれはそれで悪くない。

2.0LということだからかCVTもATと同じような感覚。
アイドリングが高めの設定に感じたのだけれど、ROVERが低いのか?

初めて、ステアリングについたパドルシフトを使ってみたが、
この操作感はいい。ステアリングにSWをつけたタイプより
ずっと良いのではないかと思う。

ただ、峠を走るならともかく普通に街中を走るのに使うのかは疑問。
この点で、パドルシフトはMTの代わりには全然ならないのではと
思った。

18インチホイールを履いたSPORT。ギャラン・フォルテスの中でも
とがったモデルだと思う。

それなのに、印象は普通だというのが正直な感想。

おそらくそれはすごいことなのかもしれない。

ランエボXのbaseになったシャシーということ、
三菱が出す本当に久しぶりの新型セダンということで、
クルマとしての基本に力が注がれた結果が、細かな演出に欠けて
普通と感じさせるのか。

アウトランダーやデリカ、街で見かけると三菱らしいいいデザインと思う。
ギャラン・フォルテスも好みのデザイン。

実際に、もらった見積もりと
プライスリストを見ると、充実した装備の割りに
きわめてリーズナブルだと思う。

ただ、そのクルマを選んで実際に購入させるには、
それ以上のプラスアルファがいる。

帰り道、1996年製のROVER 623SLiのずっと古いはずの足回りが
また悪くないな、Wウィッシュボーンいいなあと独り言をいってました。

# 正直、いろんなクルマにのると違いはわかるのだけれど、
  何がいいのかだんだんわからなくなってきますね。

 昔のホンダ車の、とにかく低い車高というコンセプトは
 それはそれで圧倒的な個性だったと改めて思いました。