副題は「成果主義」の時代を幸せに生きぬく20のヒント。
著者は富士ゼロックス総合教育研究所勤務。
400社を越えるクライアントに対して、事業力強化の支援などを
行っている同社での業務経験を踏まえてのヒントの提言。
ぱらぱらめくってよみながら、目次の言葉にひっかかるものはいくつか
あったのだが、読み終わったあとで思い出せない。
# 理屈だけでは、心に響かないのだと思う。
閑話休題:
成果主義という言葉が、使われるようになって実際に
多くの企業でも、人事制度と絡めて導入されるようになってから、
もう10年近い時間がたった。
もっともらしい理想論だけの状態から、
現実の運用における弊害も実例が分析されるようになり
今は、いろいろなphaseがまざりあった状態になっているが
グッドウィルや、フルキャスト、ヤマダ電機のような急成長を果たした
勝ち組の象徴のような企業における最近の問題は、
「成果主義」という題目抜きには分析できない。
最近、特許について勉強をする機会があったのだけれど、
一番心に残ったことは、
特許は、「そのkow-howを公開し、公共へその利益を享受させることの代償として
発明者に権利を与える。」ということが本質だという点だった。
だから、特許明細はその効果やメリットが誰でも実践できるようになっていなければ
ならない。ライセンス料も良識的な範囲で設定されなければならない。
利益を独占したいなら、特許はとれない。
会社や企業についても、同じように本質的な定義があったことを思いだして、
そして
それが真実だということが証明されてきているように思う。
企業は、
「"公共の利益"への貢献ができなければ、存続する価値ががない。
存続を許されない。」
政治家や、社保労の問題は・・
企業じゃないから、始末がわるい。