堂場瞬一さんの長編小説。
主人公は東日新聞記者:永尾
17年前、
投手5冠の目覚ましい活躍をしたパイレーツの新人投手:武藤の
野球賭博へのかかわりをスクープした彼が、
17年後、殺人事件の被告となった武藤の”あれ”からの人生を
追いかける。
堂場瞬一さんは
野球を舞台にした小説もいくつも手掛けているだけど
本作ではそれらの光に対する影のような部分を描くことになったのかな
と思う。
現実のつらさはあるけれど、周囲のあたたかな気持ちも確かにある。
重苦しいけれど、読み応えありました。