真保裕一さんの長編小説。
冒頭は、北アフリカの難民キャンプのシーン。
そして何者かの姿
主人公は、夫の自殺に疑念を抱く週刊誌の編集・ライター:富川真佐子
そして、かつて妻が自殺したことで心に穴を抱えた
刑事:井岡登志雄
富川真佐子の執念にも似た追及から、
井岡が拾い上げた疑惑が、真実として解明されていくところ
重いもよらなった犯罪と被疑者の姿が浮かびあがってきて、
中盤からぐいぐい引き込まれました。
埋もれていた犯罪、
被疑者の正体とその目的とは。。
今までのそして最近の真保裕一さんの小説とは
ちょっと異なる作風で、最初は戸惑いましたが、
面白かった。
ラストシーンの余韻がまた、
また続編が読みたい、そう思いました。