真保裕一さんの小説集。
- 卓球
- 競歩
- ブラインドサッカー
の3編を収録
緻密な取材に基づいた長編が特徴で、
いろんなジャンルに幅を広げてきた真保裕一さんですが、
スポーツ小説を書かれたのは初めてだと思います。
その結果は・・
面白かった!!
■卓球
ページの2/3のボリューム占める「卓球」
オリンピック競技になり、
世界大会がテレビのゴールデンタイムでも放送されるようになって
メジャーなスポーツに躍進した「卓球」
個人的にスポーツを描いた小説やノンフィクションは好きなのですが
今まで、「卓球」を描いた小説はなかった気がします。
(マンガはありましたね)
本作を読むと、トッププレイヤーの観ている世界は
これなのか?という驚きが溢れます。
競歩、
ブラインドサッカー
今まで、存在は知っていたけれど、
本作を読んでプレイヤーの思いや、
協議に携わる人たちの姿を知ると
興味・関心のレベルが大きく変わってきました。
真保裕一さん、今までシリーズものはあまりなかった(「アマルフィ」のシリーズくらい?)
ように思いましたが、
本作の続き、後日譚を読みたい!と強く思いました。
おすすめです。