池井戸潤さんの連作長編
主人公の大原次郎は、元銀行マン。
勤めていた銀行が精算されることになり、仕事をさがす日々だが
なかなか仕事は見つからないなかで、
自身の金融知識を生かして、金融探偵をはじめることに・・
まったく安定もしていないし、本人もきちんとした就職活動も続けながらの
金融探偵稼業であるけれど、
こういう仕事と生活もいいなあ、と思うなあ。
デフレで何でも安価に手に入るのも、国力の証。
正社員の仕事が見つからない現実とは別に、
新しいスタイルは定着していくかもしれない。