前作「殺してもいい命 刑事 雪平夏見」の続編となる長編。
前作のラストシーンからつながるプロローグ。
とにかく、愛娘の美央、そして主人公も命を落とさずに
済んだことには安堵。
左腕を負傷して、捜査活動から離れた職務についた
雪平の前に、また現れる事件。
有能であるがゆえに見逃せない、
結果的に侵した自分のミスも許せない・・
前作から、ひき続き雪平のよき理解者でもあり、
仲間でもあるチームのバックアップが
孤独だった従来のシリーズとは違って心地よい。
美央が始めて、
自分の気持ちを母親にぶつけるところも良かった。
そして、ラストシーン。
どうなる・・次の続編も楽しみに待ちたい。