road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「猛スピードで母は」長島有/文藝春秋

2001年、第92回文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬
2002年、第126回芥川賞を受賞した表題作「猛スピードで母は」の2編を収録。

サイドカーに犬」は少女の目線で、
「猛スピードで母は」は少年の目線で、それぞれ親や周りの大人との
かかわりを描いている。

父親のサイドカーや麦チョコ、
母の運転するシビック(おそらく初代)、
道具立ては違っているけれど、象徴的なモノに結びついた
子供の頃の記憶には、自分でも思い出がある。

今、現在世間は夏休みで、
電車内や土日のスーパーなどでも
子供たちが親や祖父母などを引っ張っている様子を
毎日目にする。

そういう夏休みの経験が、小さいようでも
子供の中では大きなものとして残ってくるのだと
改めて思いました。