馳星周さんの長編小説
第163回直木賞受賞作
- 男と犬
- 泥棒と犬
- 夫婦と犬
- 娼婦と犬
- 老人と犬
- 少年と犬
2011年秋、東北大震災で職を失い、
犯罪まがいの仕事をしていた和正は
コンビニでがりがりに痩せた犬を拾う。
つけていた首輪から
”多聞”という名前と知った犬との生活が始まるが。。
一頭の犬と、
彼と出会って一時生活を共にした人の人生でつづられた
ロード・ストーリー
多聞の旅の終章は
2016年の大地震後の熊本。
彼の旅の目的がようやくわかります。
犬を主人公にした漫画は、高橋よしひろさんで
メジャーだけど、
自らは言葉を離さない犬と暮らして、自分の人生を
振り返ることになる、というのは
ありそうでなかった。
これが、ベストセラー作家:馳星周さんの新機軸
おもしろかった。楽しめました。
個人的にしんみりしたのは、人生の晩年でのあらたな出会いをよろこぶ
老人と犬 かな。
<文藝春秋のHP>
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912042