デジタルリマスター版によるTV放映。
公開された当時は、フジテレビ製作ということもあって
商業主義的なイメージで少しはすに構えてながめていた記憶がある。
(角川映画には好感もっていたのに、何故だろう?)
それでもCMでも何度も流れたヴァンゲリスの音楽は、夏休みの
懐かしい記憶として残っている。
高橋克彦さんの記憶シリーズの短編のひとつにあったけれど、
音楽と記憶の強固な結びつきは、人にとって嬉しいことだ。
その後何年も邦画の配給記録の筆頭に名前が残り続けるのを見ていて
だんだん良質な作品なのかなというふうに印象が変わってきた。
TVで放映されたときも何度かみたし、まとまった休みがとれたときに
レンタルDVDも借りてきた。
集中してみているわけではないのだけれど、なんとなく観ているうちに
南極の風景と、なにより犬たちに心が癒される。
今日も、やはり最後の再開のシーンはじーんとしてしまった。
”犬は人間の大切な友達だというのをテーマにした!”SF小説の傑作も
印象に残っているのだが、(題名は忘れてしまった。)
本質的にそうだなと思う。テレビでも今日のわんこは見てしまう。
最後に、ハリウッド版新作の公開に合わせて、主演男優と監督のインタビューも
放送されていたが、こういうメンタリティに国境はないのかと思うと
素直に嬉しい。
おそらく観るのは、レンタルDVDがでてからさらにまた後になるのだろうけれど。