堂場瞬一さんの長編小説
刑事・警察ものだけでもたくさんのシリーズ作品を
書いている堂場瞬一さんなのだけど
最近は、単発の長編が増えていますね。
刑事として、秀でた特殊な能力を持っているということもない、
気心がしれるくらいに過去のエピソードを共有してきたわけでもない
普通の主人公たちの一作での活躍で、
これだけ読ませるのってすごいと思う。
本作も楽しみました。
<出版社URLの内容紹介>
「俺は少し休む。少しだけ。でもそれは、また飛ぶための休みだ」
「俺たちを超えて飛べ。鷹の休息が終わったその日に」
平成を駆け抜け、警察官人生の晩年を迎えた二人の刑事が挑む、最後の事件。
捜査一課と公安一課。二人の目で戦後警察の歩みを浮き彫りにする
大河サーガ「日本の警察」ついに最終章!
東日本大震災の翌年、2012年夏。都内で起きた四件の殺人。
被害者は全員、四半世紀前の都内飛翔弾事件の容疑者だった。
同一犯か、別個の事件なのか。そして犯人の動機は?
捜査一課理事官の高峰、目黒中央署署長の海老沢。
病を得、妻との別離の予感を抱え、激変する時代に翻弄される二人の刑事は、
それでも警察の未来を見据え、後進に背中を見せ、最後の戦いに挑む。
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<講談社BOOK倶楽部の作品URL>
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000392993
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