2018年3月13日に逝去された内田康夫さんの遺作
"浅見光彦シリーズ”最後の作品です。
ひさしりぶりの"浅見光彦シリーズ”、
遺作・最後の作品という思い入れもあり、楽しみに読み始めました。
熊野古道で起きた「牛馬童子象」首の盗難事件、
阿部山古墳はじめとした、古墳についての新しい知識から
登場人物の祖父が残した日記で明かされる謎
多層に連なる事件・ものごとがどうつながっていくのか。。
従来のシリーズ作品の中でも、ちょっと複雑なストーリー
本作では、収束の方向がまだ見える前のところまで。
巻末「ここまでお読みくださった方々へ」で
内田康夫さんのメッセージと本作にこめた思いを読むことができます・
内田康夫さんの意を組んだ「『狐道』完結プロジェクト」で
完結作品が募集され、
最優秀賞を受賞した
「狐道 完結編 金色の眠り」が出版されています。
マンガやドラマの最終回の続きを想像するのは子供の頃から好きだったのですが
未完の(それも推理小説)を、完結させる試みは初めて。
続きを読むのが楽しみです。
■閑話休題
作中に、浅見光彦さんの生年月日(誕生日)が出てきたのですが
1970年生まれに変わっていて、自分より3つ年下になってました。
それだと20代から乗っていたソアラも3代目でもぎりぎりでは?
テレビドラマ(水谷豊版)からファンになった自分には
2台目ソアラの印象は浅見光彦のイメージと強くリンクしていて
ちょっと引っ掛かりました。、