内田康夫さんの”浅見光彦シリーズ”。
浅見光彦シリーズ長編、ひさしぶりに読んだ気がします。
作中で32歳という表現があったので、自分よりずっと年下の浅見光彦に
会って・・・時間の流れを感じました。
1994年刊行の作品なので20年前ですね。
旅行ガイドのエディタである広島出身の主人公:中村典子が
巻き込まれた2つの殺人事件と
井の頭公園で発見されたバラバラ殺人死体。
関係ないようにみえる3つの事件が、浅見光彦の手でひとつに
つながってそのからくりがクリアになっていくさまは、
ああ、浅見光彦シリーズってこうだったというカタルシスがあります。
おもしろかった。
ほとんどの作品は読んだつもりでしたが、未読の作品の中に
まだこんな作品があったのかという感じです。