2012年の始まり。
昨年、東北大震災を含めていろんなことがあった。
東北で被災した人たちのことを考えると、
仕事も住まいも失わず生活を続けられている自分が
どれだけ幸運だったかと思うけれど、
大地震による原発事故のリスクについていえば、日本中で今も
脅威の種は残ったままだ。
福島原発の放射能汚染の問題は、いまだ収束の気配をみせない。
{年始にかけて福島や関東で放射線数値の上昇が観測されている。}
ユーロ危機も、中国の不動産バブル崩壊懸念も、
何も根本的に解決していない。
長い間、個人的にはこの先だんだんよくなると思いながら、
いつも新年を迎えていたのだが、
今年は不安要素が多くて、さすがに楽観的になれない。
昨年が底だったというふうに振り返ることができるようになれば
よいのだけれど。
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今までこうだった、という常識が覆されて、
こんなことはかつてなかった・・
そんなニュースがいくつも聞かれる1年になるんじゃないかと思う。
悪いニュースもあるだろうけれど、
希望の持てる変化もあるはず。
目を閉じてうずくまりじっと事態がとおりすぎるのを待つ。
今までは、有効だったかもしれない、その手段は
今年だけは、適切でないと考えている。
個人的にできるのは、
目を開いて、知覚を鋭敏にして危機をさけること。
皆様にとって、よい1年になりますように。