内館牧子さんの新作長編。
長いOL経験を経て、脚本家に転進した内館さん、
普通に生きている女の本音を書かせたら
他の人とは比べられないと思っている。
あとがきによると、1998年頃からあたため続けていたテーマらしく、
それほどの長さの小説ではないのに
そのひとつひとつの言葉の鋭さ、
34歳の主人公:大沢蜜の痛みのリアルさには
読んでいてつらさも覚えるくらいだった。
蜜の夫:直哉の妹、英美里との舌戦の怖さといったら、もう・・
・・・
蜜とその母、義姉との会話には
笑ってしまった。
・・・
だからこそ、最後の蜜と直哉の姿には
ほっとして癒される。
すごい小説だと思います。
男は、読むべし。
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内館牧子さんの懇親のノンフィクション
「夢を叶える夢を見た」幻冬舎
愛読してます。
ぜひ買って読んでみて欲しい本のひとつです。