road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「すぐ死ぬんだから」内館牧子/講談社

内館牧子さんの長編小説。

主人公:;忍ハナは78才

多少の家庭内の不満はあったりするものの、
愛妻家の夫との生活、子供やかわいい孫に囲まれた日々、

そんな中。。

内館牧子さんならではの、リアリティがあって
その毒(と現実に)時々げんなりもするのだけれど、

(ハナが同窓会で再会した同級性とのエピソードとか、
しんみりしてしまう。)

終盤、ハナが、
そしてハナの家族がまた新しく元気になるところには
ほっとして救われました。
家族のありかたってこういう感じなのだろうなという実感。

歳をとるということ

60才くらいだと、
今の延長でなんとなくイメージできるのだけれど
その更に先の70代、80代っていうのは想像できなかったけど

「すぐ死ぬんだから」を言い訳にしない生き方、という、
本書のメッセージはちょっと心に残りました。