2001年に「13階段」で第47回江戸川乱歩賞を受賞した
高野和明さんの2003年発表の長編小説。
映画・TVの脚本家を本業としてきた人だけに、
その後の小説を読んでも、
ジャンルが限定されないというか
どんなタイプの小説なのか予想がつかない。
本作もそんな高野和明さんらしく、
・・前例のない小説になっていると思う。
不思議なエネルギーというか、
ちからがあるというか。
いわゆるプロフェッショナルの作家の作品群とは
ちがう、
どんな作品に出会えるか楽しみという、
こういうところが魅力のひとつだと思います。