川村元気さんの小説。
ユーモラスなイラストの表紙と、
ひとをくったような”そのまま”の書名にひかれました。
友人の借金を肩代わりして昼夜返済のためにはたらく主人公:一男
福引であたった宝くじ、その宝くじで3億円をあてたとき
15年ぶりに学生時代の親友に会いにいくところから
物語が動き出す。
ベンチャーで成功して大金を手に入れたかつての親友、
一緒にベンチャーを興したかつての彼の仲間たち、
お金、それも億を超えるような話は、
現実的ではないのだけれど
現実社会では、結構それなりに身近にきく話でもあって
語り手の価値観とエピソードもそれほど突飛ではないように思ったけれど
それでも、このストーリーから何かを得たのか??
というとよくわからない。
別れた妻と、時々会える娘。
最も確かなものは身近な人間関係なのだというのは確かなのだけれど。
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