新井素子さんの短編集。
表題作を含む10篇と、最後に新井素子さん本人のSNSに掲載された日記を収録
イン・ザ・ヘブン
つつがなきよう
あけみちゃん
林檎
ここを出たら
ノックの音が
絵里
幻臭
ゲーム
あの懐かしい蝉の声は
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テトラポッドは暇をもて余しています
いつもどおり、新井素子さん本人のあとがきが楽しいです。
各作品の発表時期は2009~2013年、
ここ数年、エッセイなどは読んでいたけれど、小説としては本当に久しぶりに
おなか一杯、新井素子さんの新作を読んだという感じ。
人類のエゴや悪意でさえ、優しいというのか。
こんな満足感を一冊で得られるのは短編集ならではだなと思いました。