ジョン・グリシャムの長編小説。
名門イェール大学ロースクール卒業を目前にした主人公カイル・マカヴォイは、
謎の男たちに、最大手のローファームへの就職と情報入手を行うように脅迫を受ける。
大手ローファームでの高給（もし生き残れたならさらなる待遇ｕｐがある。）と
引き換えの、厳しすぎる生活は、過去の作品でも何度も描かれているけれど、
そんな生活の中で、自分の人生を台無しにしかねない巨大な危機からどう逃れるのか？
必至ででたちむかうカイルの姿が、この小説の本題。
命を奪われるリスクを前に、強力な協力者に助けを求めたことで
事態は好転していくのだけれど、結末はちょっとフラストレーションが残りました。
あとがきによると
シャイア・ラブーフ主演で映画化も決まったとのことです。
示唆されていたように、小説とは別になるかもしれない結末が知りたい。
