服部真澄さんの長編小説。
服部真澄さんの小説を読むの久し振り。
小説の舞台は、2025年、
額に装着できるヴィジブル・ユニットが普及して、
多くの人が自分の見聞した視野と音声すべてを
記録ユニットに残せるようになった時代。
エクサバイトはテラバイトの上の単位のこと。
緻密に考えらたヴィジブル・ユニットの技術や
それらが普及するための法律などの背景構成とは別に、
主人公ナカジの生きてきた人生や仕事の選び方が興味深くて
物語に引きずり込まれていく。
面白かった、です。
物語としても、そのままでなくても同じような何か、
時代が変わるひとつの可能性を見せられたような気がします。