road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「新参者」東野圭吾/講談社

「赤い指」など
東野圭吾さんのいくつかの作品で主役を務めた
刑事:加賀恭一郎を主人公にした
連作長編。

この間まで、
TBS日曜劇場でドラマ化されて放映されてました。

http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/

日本橋で一人の女性が絞殺された事件、
日本橋署に着任したばかりの刑事:加賀が、
新参者の立場で、日本橋の人情に隠された真実にむかいあう。

先にドラマを見てしまったので、(おもしろかったです。)
小説を読むときは、どうしてもドラマイメージで
その違いを比較してしまうのですが、

一章、一章がそれぞれ1話になるという膨らませ方の中で、
ドラマだと、それなりに展開をより広げる必要があって
それでこの違いになるのか・・というところです。

それが、ちょっと踏み込みすぎな感じももたせてしまうかもしれません。

小説の方が、すっきりしていて、斬新な刑事小説として完成したものを
楽しめました。

{以前働いていた会社が新日本橋にあって、日本橋近辺も通勤などで
 歩く機会が多かったので、
(帰宅時、いつも深夜なので街の風情にふれることもないのですが)
 その興味もありました。)

なじみの主人公を使って、関西出身の東野圭吾さんが
こんな作品を書く、というのが、すごいところです。

加賀刑事の活躍する新作、もっと読みたいと思いました。