有川浩さんの”図書館戦争"シリーズ第一弾。
架空の日本、
自ら志望して図書隊防衛員として採用された
新人図書隊員:笠原郁を主人公にした長編小説。
有川浩さんの、一連の小説を読む前は、
図書館・戦争? なんだそれ・・というイメージで
シリーズ化されて、たくさんのファンもいるということを知った後も
読みたいという本のリストに入っていませんでしが。
何冊も有川浩さんの作品を読んできて、
ああ、これがあった・・と再会したような気分で手にとりました。
戦闘というものを職業として見据えたベースがある”自衛隊”シリーズと
”ベタ恋愛"もののあわせ技という感じで、
リアリティ(イメージとはまた別の)とはちょっと離れたところで
自由に楽しんで書かれた小説なのだと思いました。
- 有川さんの描く、大人の男の格好よさの描きかたは、
相変わらずうまいなと思います。
ちょっと面映さがありながら、主人公:郁たちの絡みが
気持ちよく、楽しめました。
まだシリーズものが何作も残っているので、楽しみです。