「倒れるときは前のめり ふたたび」有川ひろ/角川書店

「図書館戦争」シリーズなどのベストセラーで知られる
有川ひろさんの本。

 

　冒頭、2019年の抱負について書かれた章で、
　有川浩からペンネームを変えたやさしい理由が書かれてます。）

 

- 児玉清さんの遺産
　書評家として知られた児玉清さんとのインタビューについて
　インタビューが行われたのが、3/11東日本大震災の日だったのですね。

　＜インタビューセッション＞に
-　児玉さんに託された「お天道様が観ている」感　
　 も掲載されています。児玉さんの書評が好きだった方はぜひ読んでほしい。

 

＜ネット時代の言葉の力＞
- エンタメ作品としては、楽しいべた恋愛モノでも知られる有川さんですが、
　自分の意見を感情的でなくしっかり伝える人という印象があります。
　本章で話されていることは、
　おそらく多数の大人たちも普通に思ったり感じたりしていることなのではないかな？
　と思えました。
、

■特別収録小説　下記2篇を収録

- 彼女の本棚
　本がつむぐ優しいつながり。こういうのはよいですね。

- サマーフェスタ
　高知を舞台にしたサマーフェスタ、甘酸っぱい思い出とするには
　厳しい現実。自分が新卒で就職した1988年も、実感のある九州で就職するのは
　結構難しかったのを思い出しました。