4人組の銀行強盗、登場人物たちのポップな会話が楽しめる
クライム・コメディ。
それぞれ、けして悩みとは無縁でないのにかかわらず、
ユーモアを忘れないところが好きになる。
好感もてる犯罪者を主人公にした小説は、エンタティメントの
確かなジャンルとして存在するのだとあらためて思った。
伊坂幸太郎さん自身が、楽しみながら書いている様が
想像できます。
個人的には、響野夫妻のような憎まれ口をたたきあえる
関係は良いなと思う。
それに高校時代にさかのぼる成瀬と響野の友情?からくる
的確な批判にも笑ってしまいました。
映画化もされるようです。