東京駅でのクライマックスにむかって
30人ちかい登場人物たちが、ジェットコースター・ムービーのように
絡み合い、錯綜しながら話が展開する。
Popでlightなストーリーを楽しく、一気に読み終えたが、
途中、これが恩田陸さんの作品であることはすっかり忘れていた。
これだけ、毎作ごとに作風がちがうと
最初に読んだ作品との相性によっては、
その後に多くの小説を読む機会を失う読者も多いのでは、
とちょっと思ったけれど..
昔とちがって、インターネット上で多くの書評やファンの思い入れを
を読めるようになって、
そういう思い込みや偏見は容易に解消されるようになっていることに
あらためて気づいた。
思えば、
かつて本の話をできる相手は友達でも限られていたし、
作家やジャンルがことなれば、さらに限定されてしまっていた。
blogの普及って想像以上にすごいことかも知れないと思います。
いつも訪問させてもらっている人たちと、訪問してくれるひとたちに
感謝です。
