原題は「THE MATRIX RESURRECTIONS」
2003年のシリーズ前作から20年近くたって
発表されたマトリックス・シリーズの最新作
監督 :ラナ・ウォシャウスキー
主演:
ネオ/トーマス・アンダーソン:キアヌ・リーブス
トリニティ/テイファニー :キャリー=アン・モス
モーフィアス:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
スミス:ジョナサン・グロフ
バッグス:ジェシカ・ヘンゥィック
アナリスト:ニール・パトリック・ハリス
サティ:プリヤンカー・チョープラ・ジョナス
レクシー:エレンディラ・イバラ
■衝撃的だった1作目
DVDが登場した時の、最初のキラーソフトといわれたのが
第一作目「マトリックス(1999)」だったのを覚えています。
ディスカウントストアなどでも平積みで売られていました。
(日本の作品だと、新世紀エヴァンゲリオン(TV版))
壁をつたって回転しながら、銃撃をよけるシーン
後傾して弾丸をよけるシーン
当時初めてみたシーンは、衝撃だった。
特に後者は、その後いろんな作品でも使われるようになりました。
今、自分が生きているのは現実なのか?仮想世界なのか?
というテーマがメジャーになったのも、
マトリックス第1作目から
なのでは?と思います。
そんな、大きな影響を残した1作目に比べて、
2作目、3作目は、印象が薄い。
いや、2作目のリローデッドは、大サービス的な
演出(スミス、スミス..)で、楽しめたのだけど、
間を空けずに公開された3作目「レボリューションズ」は
正直、ストーリーが途中でよくわからなくなって
ほとんど記憶に残っていない。
本作を観るにあたって、
いつもなら過去3作をおさらいしてから。。
と考えるのですが、
いきなり新作を観ることにしました。
■感想
冒頭、現実(マトリック外)の人間世界で、
伝説として語りつがれているネオたちへの言及に合わせて
過去作の映像がいくつも流れるので
導入部で、前作の世界感との継承は自然でうまいと思いました。
ネオとトリニティがオリジナルキャストで出演してくれているというのが
やはりこの映画の最大の魅力
(仮想世界なので説明に違和感はないのですが、
モーフィアスやスミスは変わっています。)
仮想世界では、
マトリックは一世を風靡した大ヒット・ゲーム作で
おそらく映画化もされているのだろうけど、
作中の映画製作話(ワーナーブラザーズ)の中で、「リブートじゃダメだ」という
セリフが出てくるのは、このキャスティングへの
製作者があえてふれた言及だという気がします。
マトリックの世界のネタは、すべて共有されているので
特撮とか、映像効果という意味では
まったく驚きはないのだけど、
その中で、生身のネオとトリニティが走ったり
アクションしている、というのが、
想像していたより魅力になってた。
後半の勝利は爽快だった。
これは、1作目から同じように時を過ごし年を取った観客の
目線かもしれませんが、
1作目からシリーズを観たことがある人は
観て欲しい。
これから、過去3作も見直したいと思います。
<その他>
サティ(プリヤンカー・チョープラ・ジョナス)が
登場した時は、おおと思いました。
ドラマ「クワンティコ」シリーズ以来、
存在感あります。
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<ストーリー紹介>
大ヒットゲーム・マトリックスの製作者・トーマスは、
自分の生きている世界に違和感を抱き始めていた。
やがてトーマスから“ネオ”として覚醒した彼は、
仮想世界[マトリックス]に捕らわれているトリニティーを救うため、
新たな戦いに身を投じていく…。
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<Yahoo!映画のURL>
https://movies.yahoo.co.jp/movie/377441/
<WB 映画公式サイト>
https://wwws.warnerbros.co.jp/matrix-movie/
■シリーズ作品
マトリックス (1999)
マトリックス リローデッド (2003)
マトリックス レボリューションズ (2003)
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マトリックス レザレクションズ (2021) 本作