堂場瞬一さんの長編小説
2019年刊行書き下ろし作品の文庫化
堂場瞬一さん得意のスポーツものと警察ものの融合。
ラグビーの試合描写が臨場あってすごい。
文章なのに、熱さやゲームの面白さが伝わってくる。
主人公の刑事:原が疑問に思っていた、とある試合の1シーンの
真相が語られるところなど、ラグビーならではです。
主人公の二人の葛藤や思いにも、現実的なリアリティがあるのに
好感が持ったまま、最後まで気持ちよく読了しました。
警察ものとしても
シリーズの中にはまる作品ではないと思うののだけど、
楽しかった。
おすすめです。
その他:
大矢博子さんの解説が詳しくて素敵でした。
<出版社HPの作品紹介より抜粋>
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あるコンサルティング会社の社長今川と警部、原は、
かつてネタ元と刑事として、ある事件を解決し、深い信頼関係を築いていた。
その社の贈賄事件を内偵していた刑事の失踪、
同社社員の死と女性社員の失踪は何を意味するのか?
<東京創元社の作品URL>
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488028008