カラテカの矢部太郎さんのエッセイマンガ。
新宿のはずれの一軒家で一緒に暮らす大家さんとの生活、
2階で暮らす矢部さんと1階に暮らす大家さん
終戦時17最だった大家さんとのふれあいの中で
時折語られる当時や戦後の話が、自分も一緒に聞いているようで
文章で読むだけとはちがう不思議な感じがします。
近しい隣人との生活の
美しい話だけが書かれているわけでもないのですが
話がかみあわないところも、大家さんがチャーミング。
こういうのが、ほんとうなんだな、と自分の子供の頃の近所の大人たちと
関係のことを思い出しました。
ネットニュースで、先日大家さんが亡くなられたという矢部さんの
報告を聞きました。(ご家族から許可を受けて、矢部さんからの報告)
それを知っていたこともあったのかもしれませんが、
読み終わって、寂しくなりました。
おすすめです。ぜひご一読を。