佐々木譲さんの長編小説。
北海道、"郡府”とよばれる運河町を訪れた主人公:岩崎俊也
かつて両親が青春時代を過ごした大学があり、
そして十二歳のときに、なぜか家族に何も告げず
訪れた父親が運河で事故死した街
父親の事故死の背景をおいかけるうちに明らかになってくる事実。
自分自身には縁のなかった街にも、両親と同じ時期を過ごした人たちがいて
それぞれの人生がある。
小説のような特別なことがなくても、
家族のゆかりのある土地を訪れる旅
こういう旅もあってよいなと思いました。