伊坂幸太郎さんの本。
前作「チルドレン」に引き続いて、
家庭裁判所調査官、武藤とその先輩:陣内のストーリー。
本作はいくつかのエピソードが交錯するものの
長編小説で、
その分ちょっとボリュームがあって前作とはちがう感じもあります。
永瀬とその妻になった優子と、武藤が知り合い、親しくなってことに
陣内が戸惑うシーンは笑ってしまうのだけれど・・・
かわらず変わり者である陣内だけれど、
最後に3人の少年(一人は元少年)の心に届いた”もの”に
ほろりとする。
「友達が遊びに来ているんだろうが」
「おまえ、いままで俺のこと何だと思ってたんだよ」
「おまえみたいなのもいるからだよ」
この小説の宝もの、何度も読み返しました。
おすすめです。