激しい軽自動車競争がテレビやマスコミで取り上げられていた頃
DAYSの開発がテレビの情報番組で取り上げらていたのは強く印象に残っていた。
日本で、クラストップの燃費というものを
専業メーカーに近いスズキでもダイハツでもなく
三菱自動車が実現するのは困難な目標だと思ったし
開発陣に強いプレッシャーがかかっているのは容易にうかがえた。
それをなんとか達成したという結果には、
正直すごい!と思ったし、
(先代ekワゴンの出来が実はすごくよいという評論とか、
かつてミラージュで地味に業界TOPの低燃費モデルを出したという記憶もあった)
その技術力には感動した。
今回の報道で、やはり開発終盤の1年や2年で
がんばって何とかなる容易な性能ではなかったのだと腑に落ちるところがある。
(トヨタのプリウス開発ストーリーやマツダのSKYACTIVEについての解説を見聞することがあるが、
燃費や俳ガス性能のブレイクスルーは本当に緻密な積み上げでしか達成できないものなのだと知った。)
変わらない体質とか、揶揄されるのはつらいだろうなと思う。
不正会計の東芝も、経営危機にあえいでいるシャープもそうだが、
大きくて歴史のある組織は、どうしても簡単に方向を変えることなどでできないものだと思う。
(朝日新聞などのマスコミについてもつくづくそう思う。)
言葉にならない、暗黙のルールがたくさんあったのだろうな。
経営TOPが、きれいごとと思われようと何度もこうあるべきという言葉を
繰り返していれば、防げたことでもあるようには、
最近思うようになった。
(言葉には力がある。イメージに近い誠実さや社会貢献などでなく、シンプルな原則。
会社は絶対に不正はしない、不正行為を許さないなど。)
当たり前かもしれないが、それを断言できる会社や組織はすくない。
法にふれたり(これは法に不備があるものは多いかもしれない)
自己利益を優先した行為をもし行ったら、
かならず辞職すると宣誓する政党や議員がいれば信用度も増すと思うのだが、できないものか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000009-mai-bus_all