映画「ソーシャルネットワーク」の原作にもなったノンフィクション。
副題は、「世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」
まえがきでは、
関係者へのインタビューと証言、裁判記録も含む文書をもとに、
ドラマのような物語仕立ての形で著したもの、とされています。
主として訴訟問題についてだと思われますが、
相容れない証言や確認できないこともあるため、出来る限り正確に
真実を描くことにつとめているが、もっとも合うだろうという
客観的な判断に従ったとのこと。
・マーク・ザッカーバーグ本人には、取材を断られたことが明示されています。
アメリカ、シリコンバレーで生まれた多くの成功とくらべても
一見誰でも理解できる現実の需要にのったサービスなので、
わかりやすく、その成功のスピードと裏にあるドラマには
惹きつけられます。
悪趣味な面もあるかもしれないけれど、面白った。
人間らしさのいくつかの面を、鏡に映している。
デビッド・カークパトリックの本と合わせて読むことを
おすすめします。