副題は”5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた”
フェイスブックの黎明期から発展期までを、デビッド・カークパトリックが
マーク・ザッカーバーグ本人や、フェイスブック関係者との幾度ものインタビューを
もとに書いたノンフィクション。
マーク・ザッカーバーグ本人のインタビューや取材への全面協力を元に
成立している本なので、映画「ソーシャルネットワーク」で描かれた
ウィンクルボス兄弟との裁判はもちろん、
エドゥアルド・サベリンとの確執も描写は簡単に抑えられているが、
その分、映画はもちろん、その原作でも書かれなかった
フェイスブックのいくつかの失敗や、それを上回る活気的なリリース、
巨大企業へ脱皮する過程の裏側を知ることができる。
フェイスブックが利益を得るための広告展開について、フェイスブックだけが持つ特徴、
googleとの違いに書かれた部分は、特に興味ぶかいものだ。
Twitterの登場による影響など、
今でも続くインターネットでの革新は、
人の生活を良くするというマーク・ザッカーバーグの理想が生き続けるかぎり
世界をよくしていくだろうという、イメージを共有できた。
おもしろかった。おすすめです。
