road2vのブログ - a little white rooster

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「衆愚の時代」楡周平/新潮社353

誰も本当のことを言わないのなら私が言おう、
社会人なら心得ておくべき「当然の常識」を。

作家の楡周平さんが、世の糾弾を浴びることを
覚悟の上で書き上げた本。
(精神的に筆が進まず1年以上かかったとのこと。)

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本書に書かれたこと:
- 自分が若い頃だったら、絶対に反発しただろうなという意見。
- 自分自身が、若い人から意見を求められたときにまさしく感じてきた思い。

至極真っ当で、面白くない、
夢も希望もない、と感じるかも知れない意見でもある。

甘く、心地よい言葉:
たとえば赤の他人だったり、それほど親しくない関係の人に対して
普通に言ってきた言葉でも、
身内や親友に対しては、言えない・・と思った経験がある。
(自分の中のダブルスタンダードに気付かされた。)

歳をとればとるほど、
誰に対してでも、現実的で夢のない考えであっても
苦言を呈さずにはいられない・

そういう責任感を感じるようになってきている。

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特別な幸運、特別な才能、特別な実力、
そういうものはある・・のだろうけど。

年寄りは、時代がちがうとか、世代が違うといわれても
こういう正論を伝えていくべきかもしれない、と思う。