株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役社長の小笹芳央さんの本。
あとがき「おわりに」にて、
安全・安心を旗印にして創業したセコムを引き合いにだして、
50年の時間をへて社会に浸透した事例をあげて
モチベーションをキーワードに創業した自社の夢を語っています。
- 人びとは今、「自由」一番欲望している。
- 社会全体として「自由」の価値が上がっている
この章がいちばん共感をもてたのだけれど、
この本が出版された2008年5月から、
より自由を求めるのが難しくなっているのを感じます。
素直に「未来は明るい」、言えない感じ。
クルマの分野をひとつとっても、
電気自動車は実用化されたし、
ガソリン車も20年前とは比べられないくらいに省燃費化されて、
明らかに夢がかなっているのだけれど。
とりあえず、生活していくことに一所懸命にならなくてはいけない状況から、
一歩踏み出していくときに、耐えた経験が
国をかえていく力になればと思う。