road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

ホンダ 「NSX」後継車の開発再開へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110204-00000030-maip-bus_all

初代NSXがデビューした1990年代初め、
友人とバイク・ツーリング先の湘南近くのホンダ・ベルノで初めて実車をみた。
赤のNSX

こんなクルマが日本からも登場したっていうことが、
かつては想像もできないことであり、感動したな。

フェラーリでも、ランボルギーニでもなく、
日本のホンダのNSXだものね。

標準モデルで価格は750万円くらい。

高価だけれど、いつかは・・と思わせる存在でもあった。

中古車屋のちらしで
事故修復車が、中古で400万円くらいで売りにでていたときは、
かなり購入しようかと迷ったこともある。


今、ヨーロッパで日本車のセールスが苦戦しているらしい。
かつては、F1のホンダ、ル・マン制覇のマツダ
そしてWRCのスバル・三菱・トヨタ

レースで勝つことが大きなプレミアムである市場で、
それらの活動を止めたことが、
大きな原因のひとつだと自動車評論家の国沢光宏さんが書いている。
それは正しい分析だと思う。

高級車、高性能車はエモーショナルな衝動が購入意欲を支配していると
私も思う。
今、欲しい車は、ずっと前から欲しいクルマだったことが多い。


韓国車や中国車がまだエントリーしていない、数少ない分野。

NSXの復活は、うれしいニュースだし、応援したいけれど、
かつてのF1での常勝の記憶も薄れた中で、
ホンダの作るスーパーカーは、もう成功が約束された存在ではない。

なにより日産GT-R

日本人のためのGTカー、
そんなカテゴリーでNSXとはジャンルを別にしていた
スカイラインGTR(R32)のときとは状況がちがう。

今、実力で世界のスーパーカーとTOPを争っている。

性能でGT-Rに勝てるクルマは、作れるだろうと思う。
たとえば、レクサス(トヨタ)のLF-Aがそう。3500万円。
負けない勝負を選べば、そういうことになるのか。

でもそれでは、初代のNSXが世界に与えた影響を超えることは
絶対にできない。

1000万円以下で、GT-Rを超える価値観を・・

正直、とてつもなく困難な仕事だという気がする。

でも、それをやり遂げることができたら、
ホンダはまた特別な自動車メーカーになれる。

そう思う。