重松清さんの長編小説。
主人公は、かつて”たまがわニュータウン”で小学生時代をすごした
6年3組の同級生たち。
高橋克也
竹内順子(ケチャ)
安西徹夫、真理子
池田浩平
転校生で、今は入院している杉本、
廃校になった母校、
かつて埋めたタイムカプセルを開封しようという
新聞告知面での呼びかけに応じて集まってくる。
1975年3月に小学校を卒業した彼らの年齢は39歳、
世代としては私より数年年上なのだけど、
すでに年下の設定になっているのだなあ..とため息もひとつ。
仕事をリストラされたり、家庭の問題を抱えていたり、
年齢積み重ねてきた分の重みが、この年齢にはある。
とくにこの2年くらいの不況下での世相と違和感なくて、
心にしみいるところがありました。
10年後の再会、
何かを乗り越えて、笑って合える未来を目指したいと
そう思います。