林真理子さんによる、7編の短編からなる連作長編:
-グラビアの夜
-白い海で泳ぐ水着
-メイクルーム
-うさぎ狩り
-バスローブ
-マリアさまのカメラ
-グラビアの夜 再び
青年コミック誌のグラビア撮影、ある一夜の撮影
編集者、スタイリスト、ヘアメイク、カメラマン、マネージャー、
そしてグラビア・タレント
それぞれの語りで、一夜の風景が語られていく。
そして最終章、2年後の夜。
仕事をしながら生きていくこと、それは
その人の考え方や人生観をそのまま投影した結果でもあり、
歴史でもあるのだということ。
面白かった。そしてすこし癒されたと思う。
序章から、抵抗なくひきこまれていく。
おすすめです。