映画「恋愛寫眞 Collage of Our Life」2003
の脚本を発案として市川拓司さんが小説版として書き下ろしたオリジナル作品。
映画の方は未見ですが、
とてもよかった!
静流と誠人、
18歳で出会って、長い時間をかけて育んでいった恋、
二人が互いを思いやる気持ちの深さは恋愛小説としても稀有なもの。
それだけに終章、そしてラストシーンのせつなさが際立ちます。
市川さんの小説の登場人物は、
いつもなにか欠点や傷のような弱さをもっていて
だから他者に対するやさしさや、やわらかさをもてるのだと思うけれど
映画脚本をBaseにしているだけに、すこし押さえられた表現で
それがまたじんわり心をあたためてくれます。
おすすめです。
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