百田尚樹さんの本。
書評などでよく書かれていた表現(好意的)として、
「放言というよりも当たり前の常識的なことを言っている」というのが
多かったのだけれど
個人的にも同じ感想でした。
正直、ささいな言動で上げ足をとるような報道は、
マスコミへの信頼性を長期的に損なわせていっていると思う。
ネットでも放送でも、
処理の仕方でいかようにも印象操作ができる、ということは
(知る人ぞ知るようなものでなく)
もはや常識として語られる、前提のようになってきたと感じています。
あるべき正しいありざまとは思えないので
以前は、それが問題で改善されるべきだというふうに思っていたのですが、
スマホの普及などでタイムリーに分析や補足が行われる今の状態は
”新しい時代のよい方向の平衡”をもたらすのではないか、
と思い始めました。
不誠実さや、徳のなさは、いずれは露呈する、かな。
誠実さや、徳というものは、時間の経過とともに固い信頼につながっていく。
うまくやりきる(逃げ切る)ということは、
できなくなっている、気がします。
相反するコメントが同じように並んでいたとしても、
友人や知人はもちろん、そのひとや事実にふれて語る人の行動、言動、などから
その人の人なりというのは見えてしまいます。
利益のために自分を偽っても幸せになれない、
というのは真理だと思うので
迷わず自分らしく生きていけばよい、と思います。