林真理子さんの本。
副題は「高望みで人生は変わる」。
野心って言葉も目にしなくなって久しい。
総じて生活レベルが豊かになって、
不満と欲望が行動や決断のモチベーションに
つながることが少なくなっていると思う。
自分よりも少し上の世代で、コンプレックをばねにして夢を実現してきた
林真理子さんの言葉は気持ちいい。
エッセイなどは何冊も読んでいて、なんでも赤裸々に話すと林真理子さんの
印象ゆえに、すべてを知っているようなイメージを持っていたけれど
本書で初めて知ったことが多くてびっくりした。
情報があふれる中でも、個人の抱えた大切な思いのようなものは
見えないのだと知った。