road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「2061年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク/早川書房

アーサー・C・クラークの長編小説。

著者本人の覚書で
2001年宇宙の旅」そして「2010年宇宙の旅」の直線的な続編ではない、と
書かれているけれど、ヘイウッド・フロイドやデビット・ボーマンと
再会できるうれしさは、シリーズ長編ならでは。

2061年、ユニバース号に乗り込んでハレー彗星調査の旅にでたフロイド達は、調査を終えて
戻る直前に
”禁じられた”エウロパに着陸したギャラクシー号の救出に向かうことになる。
そこには、孫であるクリス・フロイドがいる。

低温核融合ミューオンエンジンによるブレイクスルーと月面での水資源の発見。
2つの事実で実現できた、惑星間航行の描写が、しばらく途絶えていた
宇宙開発の夢とリアリティを喚起させてくれました。

そして本作での成果を受けた、軌道エレベータがまた次作につながるのでしょうね。
おもしろかった!