村上龍さんがMCを勤めるテレビ東京の番組「カンブリア宮殿」。
本書はその書籍化版。
番組自体、よく見ていて、本書に掲載された経済人が
出演した回も、（ほとんど録画でしたが）
ほぼ100%視聴していたと思う。
なので、それほど期待していたわけでなく、
ちょっと懐かしくPre-Viewするような気持ちで手にとったのですが．．
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これが、番組をみていたときよりも、中身の濃い、
歯ごたえのある経験になりました。
本編の中身は、番組での会話をそのまま収録したもののようだし、
村上龍さんの総括：RYU'S EYE'も、番組で語られたものと
同じだと思うけれど、
テレビだと軽くながれていくものが、
文章で追いかけていくと、ちがう重さ･深さの感想になるのだ・・
と思いました。
本・書籍・記事、
レガシィなメディアとして、変わっていかざるを得ないものにも、
特別な力はあるかもしれない。
読む時間、考える時間、咀嚼する時間、
そのシンクロ
たとえば、
HPで読んだり、
PDF化されたり、
電子書籍になったりしても
この感想は得られないような気がします。
番組好きな人にも、一度経験して欲しい、そう思います。
