風情を感じさせる書名、雰囲気のある装丁・・
久しぶりに読む梶尾真治さんの長編、期待してましたが・
24歳の主人公:祐介、
彼の高校時代からの友人:機敷埜風天(フーテン)は、
人付き合いは苦手ながら天才的な発明家。
人形つかいの意味は、最初の章で読めてしまって
そこで書名とのイメージの違和感をもって読み進めましたが、
さらにその後の展開、
こんなタイプの小説とは想像できなかった。
どたばた感もあるジュブナイルと思えば、良いのかのと思うと
それにしては、怖い部分もありで、ちぐはぐな感じです。
/////
映画「黄泉がえり」のハリウッドリメイクが決定したニュースをみました。
こういうタイプのSF(ファンタジー)が、評価されてリメイクされるというのは
日本のSFファン、誇らしく思いました。
(熊本で育った人間としても、梶尾真治さんの評価がここにきて世界レベルに
高まってくれるのはうれしいですね。)