road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「ママ・アフリカ」山川健一/角川書店

表紙のゼブラの絵(赤祖父ユリ氏)が印象的。

20代の頃に日本でミュージシャン、その後ドラッグや酒におぼれながら
ニューヨークでカメラマンをしていた主人公:山口浩一(コウ)。

かつての恋人、今は東京に戻り作家として成功している由利絵と
1991年~1992年、湾岸戦争が始まった頃の
アフリカ・ケニアで再会する。

人類の起源の地
そしてブルース、ロックにつながるアフリカへの作者の思い。
山川健一らしさにあふれている小説。

作中、映画化もされた「アウト・オブ・アフリカ」について言及するシーンが
あって、18歳の頃を思いだした。